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近代経済学 |
世界通貨 貨幣には本来、商品の交換過程から求められる価値尺度としての機能、流通手段としての機能、 そして富の蓄藏の手段や支払い手段としての機能が備わっていなければならない。あらゆる商品の 中でそれら機能を備えている商品として歴史的に登場したものこそ貴金属(金や銀)であった。しかし、 現実的にある国の中での貨幣使用に際しては、持ち運びや分割のし易さなどの管理上の便宜や危 険負担の軽減等のために、これらの貴金属に代えて管理通貨が使われるのが一般的である。 しかしながら、外国との取引などにおいては、これらの管理通貨は国内で流通する紙幣・補助 通貨としての形態や価格単位が通用しない。そこには再び、世界的に通用する本来の価値を 備えた地金としての貴金属が、国際的決済・支払いに用いられなければならない。このよう な貨幣の機能を世界貨幣と考えることができる。 ただし市場では現時点における主要国家の通貨が世界貨幣の代用として国際的な支払いに 用いられる傾向があり、米ドルやEU内ではユーロなどがそれにあたる。このような通貨は「国 際通貨」と呼ばれる。 |