人間発達 | |
商品 | |
貨幣・信用 | |
賃労働 | |
国家 | |
利潤 | |
世界市場 | |
所有 | |
帝国主義 | |
唯物史観 | |
弁証法 | |
思想 | |
土地・自然 | |
流通・交通 | |
生産力 | |
人口 | |
貧困 | |
近代経済学 |
環境ホルモン 環境ホルモン(environmental hormones)は、正式には「外因性内分泌撹乱物質」という。ホルモンは、体内で、受け入れる受容体の中で、成長や、男性、女性を決める働きをもつ。たとえば、精子や卵子を作るステロイド系ホルモン、ペプチドタンパク系ホルモン、甲状腺、代謝や知能発達にかかわるチロシン誘導体系ホルモン、生体アミン系ホルモンなどがある。この中で、ステロイド系とチロシン誘導体系は、脂肪に溶けやすく、また細胞膜を自由に通過する。このホルモンに似たものが環境ホルモンで、一部の農薬、除草剤、殺虫剤、殺菌剤、プラスティックに含まれている。男性ホルモンから女性ホルモンに移行するところで遮断されれば、雌は雄化する。特に、胎児や赤ちゃんへの影響は大きい。 (1)松井三郎他『環境ホルモンの最前線』有斐閣、2002年。 (梅垣邦胤) |