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近代経済学 |
国際通貨基金(IMF) 国際通貨基金(International Monetary Fund)は、1944 年7 月、アメリカや連合国 の代表を中心に、米国ニューハンプシャー州ブレトウッズにおいて、戦後はスムーズな国 際決済機構が必要であるとの認識をもとに設立されることになった。実際には、戦後間も なく、1945 年 12 月、最初の加盟国である 29 カ国が IMF 協定に署名を経て発足したが、現 在の加盟国数は185 カ国である。 設立時点ではアメリカの金保有の絶対的な優位性を背景に、米ドルを金と兌換可能な唯一の 通貨(基軸通貨)であるとする一種の金為替本位制で出発したが、1971 年ニクソンショック以降そ れは崩れ、1976 年のキングストン合意以降完全にフロート制となった。 IMF の役わりとしては、各国で財およびサービスを相互に売買の際の、各通貨の交換比率(為 替レート)を明確にし、国際通貨システムの安定をはかることである。また加盟国に対して、経済の安 定を促進し、経済危機や金融危機に対する脆弱性を改善し、 生活水準の向上に繋がる政策を採る ための助言を行うことである。さらに、各加盟国の政策が国、地域および世界のそれぞれのレベルで どのような影響を与えるかを討議する場としての役割もある。 IMF は、対外的な支払が外貨の受取りを超過するために外貨不足に陥るといった国際収支上の 問題に加盟国が対応することを支援するため一時的に資金を融資することがある。また、IMF は加 盟国が経済の安定と成長のために必要な知識や機関を構築するため、技術支援やトレーニングも 行うことになっている。 K.マルクス『資本論』第2巻第3篇20 章、21 章参照 |